ミーウェルです。
Roland(EDIROL)のMIDIキーボードPCR-300/500/800は多機能な素晴らしいMIDIキーボードですが、ちょっと取扱説明書がわかりにくい。。(TдT)
エクスプレッションやピッチベンドなんかのコントロールチェンジ(CC)をアサイン(割り当て)しようとするも、
PCR Editor(ソフトウェア)からメモリーセットをPCR800に送信
⇨なぜかうまくいかない!
しかたなく手動でチマチマ設定することにしました。
しかし
Roland(EDIROL)の公式のマニュアルを読んでも、あっちのページこっちのページに飛び…しないと設定できなくてめっちゃ不親切でもうめんどくさくてなんだこれ大変だったので備忘録としてまとめておきます~
(準備)よく使うコントロールチェンジのコマンド番号
設定の前にここで番号を確認。
※このくらい知ってるよーという人は飛ばしてください※
基本となるコントロールチェンジ番号一覧。
ピッチベンド、パン、エクスプレッション、サスティーンペダルなど、どのコマンドをどのボタンにアサイン(割当)したいか?をここから判断し、番号を確認しておくこと💡
(他にもたくさんあるので必要に応じて検索してね)
番号 | コマンド名 | 名前 | 説明 |
1 | Modulation | ピッチベンド、モジュレーション | ピッチゆらぎ |
7 | volume | ボリューム | 音量 |
10 | Panpot | パン振り分け | 定位の調整 |
11 | Expression | エクスプレッション | 音量変化 |
64 | Hold 1 | サスティン、ホールド | 音の持続、サスティーンペダル |
PCR300/500/800本体の操作でアサインする方法
0.本体ボタンの確認
下左部のEDITボタンで設定画面を開き、
上部(黄色マル)のディスプレイで状況確認、
その下のVALUEツマミは項目を選択するために使います。
下部の左から2番めはENTER(決定)ボタン。
これらがよく使うボタンです。
1.コントロールチェンジの割り当て(ボタン、ツマミへアサイン)
では早速、MIDIキーボード本体のボタンを使って設定します。(取説46ページ)
「EDIT」ボタンを押す
⇨アサイン(割り当て)したいツマミまたはボタンを少し動かす
⇨ENTER
⇨VALUEツマミで「CC0(基本エディット)」を選ぶ
⇨ENTER
⇨VALUEツマミでチャンネル番号を選ぶ
⇨ENTER
⇨VALUEツマミで先程確認しておいたコントロールチェンジ番号を選ぶ
⇨ENTER
2.ボタン・モードの設定
続いて、以下に該当する設定(b0~2)を選んで⇨「ENTER」(取説64ページ)
※ボタンのみの設定項目です。ツマミ、スライダーはこの設定はありません。次の3へ飛んでください。
3.バーチャル・センター・クリックの設定
続いて、以下に該当する設定(C off/on)を選んで⇨「ENTER」(取説65ページ)
設定したら保存を忘れずに
電源OFFするとアサインが消えてしまうので必ず保存を忘れずに!(取説9ページ)
「EDIT」ボタン
⇨VALUEツマミを回し「SAVE」を選ぶ
⇨「ENTER」
⇨VALUEツマミでお好みの保存番号「1~F」から選択する
⇨ENTER
プロテクトがかかっているので、以下の手順でプロテクト解除する。(取説13ページ)
「EDIT」ボタン
⇨VALUEツマミを回し「PtC」を選ぶ
⇨ENTER
⇨VALUEツマミで「off」を選ぶ
⇨「ENTER」
(トラブルシューティング)電源投入時に設定が消えてしまうとき
保存したはずなのに電源を入れ直したら消えた。。
という場合はスタートアップ・メモリー設定を確認してください。(取説79ページ)
EDITボタン
⇨VALUEツマミ回し「SYS」を選ぶ
⇨ENTER
⇨VALUEツマミ回し「SY12」を選ぶ
⇨ENTER
⇨VALUEツマミで以下のどちらかを選ぶ
・「Lan(Last Access Memory)」=起動時に、前回呼び出し/保存していたナンバー設定を呼び出して起動
⇨ENTER
おまけ:ソフト音源にもアサインできるよ
ソフト音源やその他のプラグインのパラメータも、MIDIコントローラーに割り当てて操作することができます。
⇨「Learn MIDI CC# Automation」をクリック
⇨PCR300/500/800の、対応させたいボタンまたはツマミを少し動かす
で完了。
プラグインを何度も切り替えなくても、
リバーブ・パン・ボリューム…いろんなパラメータの操作がしやすくなりますね✨